【どこを参考にすればいいの!?】住宅展示場見学時のチェックポイント5選
こんにちは!住プラン不動産の森下です!
ねぇねぇ森下さん!
注文住宅で家を建てたくて住宅展示場に行こうと思うんだけど、どんなところを参考にすればいいのかな?
住宅展示場は家を建てる時に重要な情報を得る為の素晴らしい場所ですよね。
でも見るところがありすぎるので逆にどこをどう参考にすればいいか分からないという声も多くあります。
今回はそんな住宅展示場でどんなところを参考にすればいいかをまとめました。
これから住宅展示場を見学しにいく方は参考にしてみてください。
間取りの構成
まずはなんといってもどのような間取りになっているかです。
見学しに行くと営業マンから展示場の間取り図を渡されます。その間取り図を見ながら実際に展示場の間取りを体感するとイメージがつきやすくなります。
- 水回りなどの家事動線がどのように配置されているか
- キッチンからのLDKの視線はどうなっているのか
- 洗濯物を干す場所や室内干しはどうなっているのか
- 各居室までのアプローチはどのようになっているのか
- 書斎や納戸やシューズクロークなどの小スペースはどのように配置されているか
その時にただ漠然と展示場を見学するのではなくて、今の自分の家の間取りや広さ、使いにくいところはどこかを整理して比較しながら見学すると、より新築後のイメージが湧きます。
住宅展示場は今の生活の不便と感じているところを解消するきっかけとなる場でもあるので、是非今の生活と比較しながら体感してみてください。
各部屋の広さを参考にする
35坪ぐらいの家を建てたいのにどのメーカーの展示場も60坪以上が多くて、私にとっては展示場が大きすぎて全然参考にならないの…
確かにどこの住宅展示場を見ても30坪前後でつくっている展示場は少なくて、だいたいが60〜100坪ぐらいのメーカーが多いです。
展示場はたくさんのお客さんに見てもらえるようにいろんな要素を盛り込んだ家になっています。なのでどうしても展示場自体は大きくなりがちなんですよね。
実は参考にならない理由に「展示場が大きすぎて全然参考にならない」という声が圧倒的に多いんです。
そこで、展示場全体を見ようとするのではなく、各居室の大きさはどれくらいなのかというように個室にスポットを当てて展示場を見ると参考になりやすいです。
70坪ある展示場でも寝室は8帖ぐらいのリアルサイズになっていたり、LDKが25帖ぐらいになっていて理想としていた大きさの参考になったりすることもあります。
自分の建てたい全体の大きさを参考にするのではなく、自分達が各部屋どのくらいの大きさがあれば満足出来るかという点を参考にすると家づくりもスムーズに進みます。
また、これも図面上で
「LDKは20帖あります!」
と言われても実際の広さを体験してみないとその20帖が自分達にとって広いのか狭いのか分かりにくいと思います。
そういった意味でも各部屋の広さにスポットを当てて見学すると参考になります!
そのメーカーの特徴が出ている箇所はどこか
住宅展示場はそのメーカーの強みが集約している場所になっています。
たくさんメーカーがある中で、その強みが出ている箇所を確認しておくことは他メーカーと比較する判断材料の一つになりますよ!
- 40帖の広いLDKに大きな窓が付けられるぐらい間取りの自由度が高い
- 業界トップクラスの3m超えの天井高が確保できて開放感抜群
- 光熱費を抑えながら全館空調でどの部屋にいても快適に過ごせる
- 提携業者が多いので設備、内装材の選べる幅が一番多い
メーカーの特徴を体感することによって自分の欲しい家かどうかの判断材料になります。
他のメーカーと比較する時は、特徴を整理しながら見学すると自分に合ったメーカーを探しやすくなりますよ。
特注対応になっている箇所はどこか
何度も書いている通り住宅展示場はすごく豪華につくりこまれているので、特注部材を使っていることがよくあります。
住宅展示場は素敵な空間をつくるためにそのメーカーの標準品ではなく特注部材を使ってインテリアを仕上げていることがよくあるんですよね。
そこで気を付けたいことが契約後に金額の相違があるかもしれないということです。
例えば実際に展示場で見たメーカーで契約して打ち合わせを進めていく中で、
LDKに入るドアは展示場にあったものと同じにしたいんですけど。
あのドアは特注で作っていてもし採用するとなると今の金額から特注費で50万円程上がりますが…
(ご……ごじゅうまんえん?そんなに上がるの!?予算オーバーだ…)
ということに成りかねないんです…
特に特注品を使っている箇所として多いのが
- 一枚の大きな窓ガラス
- LDKなどのメイン空間にあるドア
- タイルやフローリングなどの床材
- デザイン性の高い階段
気に入った部材やインテリアがあれば特注でつくっているのか事前に確認しておくことをおすすめします。
あとキッチンも特注ではないですがだいたいどこのメーカーもハイクラスのキッチンメーカーを展示していることが多いです(金額が高いからいいものというわけではないですが、だいたい300万円以上のものを展示しています)
外観のテイストも忘れず確認する
展示場ではどうしても間取りやインテリアばかりに目が行きがちになってしまいますが、外観のテイストもそれぞれメーカーによって違いや得意不得意としていることがあるので確認しておく必要があります。
例えばヨーロピアンテイストの北欧スタイルの外観を得意としているメーカー、タイルの壁材を使用しているメーカー、フラットな屋根にしてモダンな外観を得意としているメーカーなどさまざまです。
たくさん展示場が集まる住宅公園でどこのメーカーが自分の好きな外観かを展示場に入る前に事前に確認しておくといいですね!
おまけ
リアルの現場も見学することができるか
やっぱりそれでも展示場は凄すぎて参考にならない!という方もいると思います。
その時は、展示場ではなくそのメーカーが実際に建っている実例現場を見学することができるか確認してみましょう!
例えば分譲地も扱っていて建売住宅があれば実例として一番手っ取り早いです!
建売住宅は万人受けするようにつくられていることが多いので、そのメーカーのリアルサイズと標準的な仕様を確認することが可能です。
前職で私は展示場を案内してもなかなかイメージがつかないというお客さんにはよく建売住宅を案内していました。
方位はあまり気にしない
他のメーカーもたくさん住宅公園に建ち並んでいます。
各メーカー割り当てられた場所で特徴を出すようにつくられているので、方位はあまり気にしていないことが多いです。
歩いているお客さんから見栄えするようにつくってしまうがために、LDKと吹き抜けは北向きになっていてあまり光が入ってこないというようなケースの展示場もあります。
住宅展示場では方位はあてにならないのであまり気にしない方がいいです。
まとめ
- 間取りの構成
- 各部屋の広さを参考にする
- そのメーカーの特徴が出ている箇所はどこか
- 特注対応になっている箇所はどこか
- 外観のテイストも忘れずに確認
注文住宅を検討したいからといって、ただ闇雲に展示場を見学しても「やっぱり展示場はすごかった…」「豪華だった…」というような感想しか出てこず何が参考になったか分からないことも多くあります。
自分たちはどのような家を建てたいのかをしっかりとイメージして、今の住まいと比較しながら見学すると、きっと建てたい家が見えてきますよ!