【都内で広々40帖のLDK】こだわりの詰まった3階建て実例紹介
こんにちは!住プラン不動産の森下です。
今回は前職で建てていただいたオーナー様の実例を紹介します!
こだわりポイントや見どころをお伝えするので家づくりの参考にしてみてください!
3年前に引き渡しした、新宿の一等地37坪に建つ3階建の住宅です。
引き渡し後も年に2〜3回は一緒に食事させていただく、私の大切なオーナー様です。
とても素敵な内装の掲載を承諾いただきましたオーナー様に本当に感謝です!ありがとうございます!
LDK
37坪の土地に2階をすべてLDKにしました。
その広さなんと40帖!!
とにかく広くて開放的で明るい!!
新宿の大都会でこんなに広いLDKがとれるなんて…
- 玄関がないので1階よりも広くとりやすい
- 1階より2階の方が壁が少なくできて大空間がつくりやすい
- 日当たりが確保できる
さらにデザイン性の高いヘリンボーン貼の床タイルが空間全体にアクセントをもたらしています。
ヘリンボーンとは床材をVの字になるように貼り合わせていく方法のことをいいます。
1枚1枚貼り合わせていくので大工さんの手間と施工時間がかかるのでデザイン性が高い反面コストがかかってしまうことがデメリットとしてあげられます。
コストがかかったとしても、仕上がりは本当に美しく部屋全体に馴染んでいたのでカッコいいLDK空間に仕上がっています!
また、インテリアのテイストもグレーの内装と木の造作家具で統一している中で、所々にブラックを出すことによって全体の引き締め効果を狙っています。
全体的に色は3色で抑えた方がキレイな仕上がりになります。
ベースカラー70%、アクセントカラー25%、引き締めアクセント5%の割合がベストと言われています!
アクセントタイル
オーナー様もお気に入りのポイントがこのテレビ背面の大判のアクセントタイルです。
このタイルは周りの色に合わせながら強調しすぎず、大判にすることによって重厚で高級感のある仕上がりになっています。
細かいタイルも人気ですが、より高級感を演出したい場合は大判のタイルがおすすめですよ!!
吹き抜け
新宿の自宅から青空が見える吹き抜け。
夜になるとここから月も見えるとのことです。素敵ですよね!
この吹き抜けは3階部分と繋がってはいないので冷暖房効率も悪くなりません。
明るさも取り入れられて満足度は高いのですが、強いて言うなら吹き抜けの窓にもシェードを付ければ良かったと。
冬はなるべく日を取り入れて部屋を暖めてくれますが夏はどうしても暑くなりがちです。
吹き抜け部分のシェードの後付けは、足場を組む必要があるため、通常の施工費よりも高額になってしまいます。
玄関
綺麗な写真がお出迎えしてくれる玄関。
4枚の写真があってそれぞれ春夏秋冬の四季をモチーフにした写真になっています。
玄関正面の写真はその時の季節に合わせた写真をローテーションしているそうです。
発想がおしゃれです!!
下駄箱はあえてつくらずにシューズクロークの中にすべて集約しました。
それにより玄関全体がスッキリした空間になります!
毎回シューズクロークの中に靴を片付ける癖がついたと言っていました。
本当に無駄のないスッキリとした空間です!
1階ホール
高級感ある床タイルとあたたかみのある木天井の組み合わせ。
実は当初はこの組み合わせでタイルが悪目立ちしないか心配もありましたが、階段下に見える植栽の効果もあってきれいに空間に馴染んでいました。
インテリアコーディネーターの強い勧めにより採用いただきましたが、オーナー様からは
「このホールもお気に入りポイントの一つです」
と言ってくれました!
階段下は収納にして有効活用することが多いと思いますが、あえて何もつくらず窓を設けて外の坪庭を楽しめる空間にしました。
それにより奥行き感が出て広がりを感じられるホールになっています。
2階がLDKだと庭を楽しむことができないことが多いのですが、階段下に窓をつけることによってちょっとした緑を楽しむことができて、おしゃれな空間を引き出しています。
※猫ちゃんを飼っていて上り下りする時に足を滑らせないよう階段マットが敷かれています。
リビング階段
階段途中に約1.5×1.5mある大きな窓をつけました。
吹き抜け同様この窓から青空を楽しむことが出来て、また東側についているのでこの窓から大量の朝日がダイニングテーブルに差し込みます。
明るい食卓で朝食が楽しめる工夫がされている窓になっています!
さらに!
隣の家が2階建てに対して、この窓がついているのは2階から3階に上がる途中の階段になっているので隣からの視線も全く気にならない配置になっています!
隣地からの距離が近い東京では、隣からの視線や窓の位置が気になって大きな窓を付けるのに抵抗を感じる方も多いと思います。
この窓はそんな状況下でも光を取り入れられるように、正確に敷地状況を読み取った設計の渾身の提案でした!
本当に優秀な設計士だったとオーナー様からも高く評価いただきました。
夏の日差しが強いときはちょうどいい高さに調節できるシェードが大活躍します!
シェードの間から見える青空もまたきれいでいいですね~
後悔ポイント
全体的な仕上がりには満足いただいているのですが、「もっとこうしたら良かった」というポイントもご紹介します。
吹き抜け窓にもシェードを付ければよかった
明るさも取り入れられて満足度は高いのですが、吹き抜けの窓にもシェードを付ければ良かったとのことです。
どうしても夏の暑い日は直射日光で部屋が暑くなってしまいがちです。
吹き抜け部分のシェードの後付けは、足場を組む必要があるため、通常の施工費よりも高額になってしまいます。
写真でも分かる通りすだれをつけて夏の暑い日をしのいでいるとのことです。
3階のセカンドリビングの用途
3階に上がったところがセカンドリビングになっているのですが、ここの用途がはっきりせずあまり使っていないとのことです…
当初は寝る前にセカンドリビングでくつろぐスペースとしてつくったのですが、結局は2階のLDKがメインとなっているのであまり使っていないそう。
それよりもセカンドリビングを狭くして、写真奥のバルコニーの空間を広げたら良かったと少し後悔していました。
まとめ
後悔ポイントもありますが全体的な仕上がりには非常にご満足いただきました。
特にオーナー様が気に入っていただいている点は
- 視線を気にしなくていい開放感のある40帖の大空間LDK
- とにかく無駄がないスッキリとした空間
- メリハリのあるアクセントが飽きを感じさせない
この間取りを実現出来たのもいかに敷地を読み解くかがポイントになりました。
設計担当にも提案前に実際に現場に行ってもらい周辺環境を目で見て確かめてもらいました。
それにより方位だけに捉われる提案ではなく、どこにいても気持ちのいい開放感のある空間が広がっている間取りを提案することができました。
間取り提案する上では実際に設計担当が現場に足を運んで現地を確認することは非常に重要なことです!
最後になりましたが撮影にご協力いただきましたオーナー様本当にありがとうございました!!