【高かったのに…】注文住宅で失敗する人の特徴
こんにちは!住プラン不動産の森下です。
家は3回建てて満足と言われているぐらい、住んでいると何かしらの不満や後悔があるようです。
でも人生で一番高い買い物と言われている住宅で3回も建てることなんてないですよね…
打合せ期間が長すぎる
打ち合わせ期間が長く取れればそれだけ選ぶ時間がたくさんあるのに、なんで良くない傾向にあるの??
私は建物の大きさやこだわり具合にもよりますが、例えば30~40坪前後の4人家族の住宅だと打ち合わせ期間は3ヶ月ぐらいにしましょうと話をしていました。
この3ヶ月の期間と聞いて皆さんは「短い!」と感じますでしょうか?一生に一度の大きな買い物で失敗したくないからもっと期間がほしいと思いますでしょうか?
私が前職でたくさんのオーナー様と打合せをしてきて掴んだ傾向ではありますが、期間が長ければ長いほど
時間がたくさんあるから余裕が出来てしまう。
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余裕が出来るのでいろんなものを見だしてしまう。
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他にももっといいものがないか気になってしょうがない状態になってしまう。
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いろいろ見過ぎて疲れてしまい自分でも何がいいのか分からなくなってしまう。
このような状態に陥ってしまう方が割とけっこういたんです!
家づくり=「楽しくてワクワク」するものが、
家づくり=「疲れて大変」になってしまうんです。
「疲れた」になってくると最終的にはどうでもよくなってしまい、もうこれでいいかと少し諦めモードになりながら決める方もいました。(私のオーナー様は入居後のアンケートで打合せ期間が長い方のほうが満足度が高くない傾向にありました…)
もちろんたくさんある選択肢からじっくり決めたい進め方が合ってる方もいるかと思います。
短い期間で集中して決める方がいいか、長い期間設けてじっくり決める方がいいかどちらが合っているかは皆さんそれぞれなので、打合せ期間が長いとこんな後悔もあったよ~というのを紹介しました。
打ち合わせに期限を設けない
何かを決める時にはいつまでに何をするかといった「期限」を設けることはすごく大事で、決めることが多い注文住宅にも同じことが言えると思います。
私も新人時代は上司に「仕事をする時は期限を必ず決めて仕事をしなさい」とよく言われました…
打ち合わせにいつまでに何を決めるかという期限をお客さんと建築会社とでしっかり設けないと、決めないといけない細かい項目が後回しになってしまって、本当に工事に間に合わなくなる寸前で適当に決めてしまって後悔するというパターンです。
特に細かい項目というとスイッチやコンセントの位置、照明やエアコンの位置、屋外の水道の有無、持ち込みの家具の有無などです。
間取りやインテリア、外観デザインなどに多くの時間を割いてしまうが故に、期限を決めないとついつい細かい項目が後回しになってしまうんです。
例えば、資格取得のために勉強するときなんかも、試験日があるからそれに向けて勉強しますよね。
もし、いつでも試験が受けられるようなシステムだったらどうでしょうか。
「今日はもう勉強いいか」とか「明日は勉強しよう」といったような繰り返しの日々を送りそうじゃないですか?
私だったら期限がないとなかなか勉強できないです。
受験費用だけが毎回無駄になってしまいそう…
やはり期限がないとそれに向けての行動って取りにくいですよね(私だけだったらすみません…)
打合せにおいてもいつまでに何を決めるかという期限はすごく大事で、期限を設けていい打ち合わせをしましょう!
何社も見積もり比較する
たくさんメーカーを比較しないとどこが一番私に合っているか分からないじゃん!と思われるかもしれません。
これも私の経験談なのですが、そのお客様は10社ぐらいプラン、見積もり比較をしてメーカーを決めようとしていました。
今日は打合せありがとうございました。
次回のご提案は2週間後の○○日はいかがでしょうか。
すみませんその日は午前は△△社と打合せで午後は□□社と打合せなんです。
では3週間後の〇〇日の午後か☆☆日の午前はいかがでしょうか。
その両日とも他のメーカーの打合せがあって…
ん-、なかなか合わないですね。それでは1か月後の○○日はいかがでしょうか(次会うまでに今日の打合せのこと覚えててくれてるかなぁ)
こんな流れで10社も見てるとなかなか打合せの日程が合わず、けっこうずるずると日数だけが経過してしまうんです。
だいたいどのメーカーで建てようか決める時は期間にして2か月の間に4回程の打合せで決めるケースが多いんです。
1回目 設計士交えての要望調査(ニーズ調査)
2回目 初回プラン提案
3回目 前回のプランの修正案と金額
4回目 最終金額提示
といった流れを2か月ぐらいで進めます。
10社も見てると1社と会って打合せできるのが本当に1か月に1回ぐらいになってしまうことがあるので、間が空きすぎて提案を忘れてしまっているなんてこともあったりします。
また、毎週どこかのメーカーとの打ち合わせで時間が取られてしまい疲弊してしまってどこのメーカーの提案が良かったのかもよく分からなくなってしまうなんてこともあります。
あとここだけの話ですが、あまりに多くを比較していることがメーカーの担当に知られると提案の本気度が少し下がります…笑
じゃあどれくらい比較するのがちょうどいいの?
私がいつもお伝えしていたのはプラン、見積もり比較する会社は多くても3社ぐらいがベストです。
これ以上比較してしまうと本当に毎週の打合せが大変だと思います。
最初の入り口は何社でもいいのですが、真剣に比較依頼をする会社を3社に絞るということです。
まずは気になる会社の話を聞いたり、展示場を見たりしてその会社がどんな家を作っているのか、またそのデザインは自分の好みに合いそうかインスピレーションを大切にしてください。
なんとなくこの建築会社良さそうだなという会社を3社程に絞ってみてください。
逆に最初から何社も話を聞きにいくのは煩わしいよ、忙しくてそんな時間ないよ、という方はお気軽にご連絡ください。
元ハウスメーカー営業として各メーカーの特徴やデザイン、価格帯など気になるところを効率よくお伝えします!
細かいところを全て設計任せにしてしまう
プロに任せておけばまず間違いなし!と思っている方も多いのではないでしょうか。
経験が浅くまたセンスのない設計士が担当になってしまうと完成後にこんなはずじゃなかったとなってしまうことがあるんです。
特によくあるのが「普通ここはこうするべきでしょ」といったような仕上がり方に対する不満です。
例えば、なんでこの扉の開く向きは内開きなのか(狭いので荷物を入れにくいし、中にいる人にあたってしまうじゃないか)、なんでエアコンの位置がここなのか(ソファでくつろいでいる時に風が直接あたるじゃないか)、なんで手摺がこちらについているのか(右利きだから普通こっちにつけるだろ)といったような図面上だとなかなか分かりづらく、住んでから感じるようなことです。
何かに干渉してしまって全く使えないという状態であれば明らかに設計ミスと言えますが、このような内容だと「特に打合せで要望がなかったので」「この図面でも特に変ではないです」といったように一蹴されてしまう可能性が高いです。
なぜなら使い勝手は悪くても使えないということはないからです。
さらに「普通」というのは人それぞれ捉え方って違っていたりしますよね。
設計にとってはこの使い方が普通というような内容でも、お客さんにとっては使いづらいってこともありますよね。
設計からすると図面通りです、現場からすると図面通り仕上げていますということで特に会社側の落ち度がないということになると、もし作り直すとなれば費用負担はお客さんになってしまうんです。
しかもやり直しの工事って養生や処分や大工さんの確保やらでけっこう高いんですよね…
建売住宅であれば既に出来上がった状態を購入しているので、それに自分が合わせて使うだけで多少の我慢で済むかもしれませんが、せっかく自分のやりたいように作れる注文住宅で建てたのにこれではずっと不満が残ってしまいますよね。
なので、細かいところはすべて設計任せにせずあとでこうすれば良かったとならないようにしっかりと打合せすることをおすすめします!
まとめ
今回は注文住宅で失敗する(後悔)人の特徴を自分の経験談も踏まえて書きました。
すべての人に当てはまるわけではないと思いますので、こんなこともあって後悔している人もいるんだなぐらいにとどめてもらい、皆さんの家づくりの参考になれば嬉しいです。
もっと細かく話を聞いてみたい、家づくりが初めてなので何から始めたらいいか分からない、始めるにあたって不安しかないといったお困りごとがあればお気軽にご連絡ください。
皆さんの家づくりをトータル的にサポートさせていただきます!