【後悔したくない家づくり トイレ編】もっとこうしておけばよかった
こんにちは!住プラン不動産の森下です。
一生に一度の家づくりは絶対に後悔したくないですよね。
今日は、元大手ハウスメーカー勤務(10年間)の私が、たくさんの家づくりに関わって得たリアルな声をもとに、「もっとこうしていればよかった…!」という項目を集めました。
「そんなこと気にしたこともなかった」
「実際に建てた人にしか分からないなぁ〜」
ということも多々ありますので是非最後までお読みください。
センサーライトにしなければよかった…
荷物を持っていて両手がふさがっていても、人を感知して付くセンサーライトは最近すごく人気です。
スイッチに触れなくていいところもコロナがあって飛躍的に採用されるようになりました。
特にセンサーライトは玄関、廊下、階段、トイレなど広くはないけど1日のうちで必ず使用する場所に採用されることが多く、使用後も勝手に電気が消えるので消し忘れが多い方には非常に便利で心強いアイテムであるといえますね。
ハウスメーカー時代に打合せをしていると、トイレの照明も人感センサーにする方が増えているなぁと感じていたのですが、もちろんメリットだけでなくデメリットも話すようにしていました。
トイレの人感センサーは消し忘れの心配がないので非常に便利なのですが、それに慣れてしまうと例えば友人宅で人感センサーではないトイレを借りた時に、自宅で慣れてしまって電気を消し忘れてしまうこともあるんですよね。
仲の良い友人であれば特に問題はないんでしょうが、会社の同僚や先輩後輩の家、お客さんの家、ママ友の家、シチュエーションは様々ですが、もし消し忘れに気付かれてしまうといい大人が少し恥ずかしい思いをしてしまいますよね。
また、特に小さなお子様がいる家庭には必ずこのリスクは話すようにしていました。
子供なので大人よりも他の家で消し忘れをする確率が非常に高いからです。子供だからいいんじゃないという親心もあるかもしれませんが、その子が大きくなった時に恥をかいてしまう可能性があることもしっかりと考えておく必要がありますね。
自動洗浄じゃなくてもいいかも
ボタンを押さずとも用を足し終わって立ち上がったら自動で感知して水が流れる仕組みの自動洗浄。なんでもセンサーで感知してくれて本当に世の中になりましたね~。
フタが自動開閉するものもあり、すべて感知センサーで任せることが出来ますね。
これなら流し忘れもなく安心だと思った方、これも注意が必要です!
お気付きになっている方もいるかもしれませんが、上のセンサーライトと同じ注意が必要なんです。
そうなんです、自宅で自動洗浄に慣れてしまったが故の他の家での流し忘れです。
しかも「消し忘れ」と「流し忘れ」とでは完っっっ全に訳が違いますよね。
特に大きい方で流し忘れをやってしまうと、、、考えたくありませんね。
漢字1字だけの違いで本当にえらいこっちゃになってしまいます。
こんなことも考えられるんだよってことも踏まえた上で自動洗浄を採用しましょう。
フチありにすればよかった
トイレのフチとは便器の内側にある凹んだ折り返しの部分をいいます。
この絵の内側の部分のことをいうんですが、実はこのフチの裏がのぞき込まないと見えなくて掃除が大変と言われているんです。
フチありに対してフチなしと言われるものが今ではけっこう主流になっていて見た目がかなりスッキリしています。
引用元 jp.toto.com
かなりスタイリッシュになっててお掃除も簡単に出来そうね!
このフチなしトイレは凹んでいるところがないのでのぞき込むことをせずに簡単にお掃除出来るのが大きなメリットで人気を博しているのですが、実はメリットだけでなくデメリットも存在するんです。
それは、尿の跳ね返りをガードするものがなく床に飛び散ってしまうことです。
近年跳ね返り防止対策で座って小用を足す男性も増えたと思います。
フチありの場合は多少勢いがあってもフチ跳ね返りをガードするため便器の外へこぼれる心配はありませんでしたが、フチなしの場合はガードするものがないので、勢いが良すぎると便器の外へこぼれてしまうことがあるんです。
あのフチって折り返しているので凹んでいる部分は掃除しにくいけど、跳ね返りをガードする役目も果たしていたんですね。なかなか優秀。
手入れがラクでフチなしにしたけど床にこぼれた尿を拭きっとったりしないといけないので、かえって掃除する手間が増えたと後悔する声がありました。
フチなしトイレのデメリットもしっかりと把握しておくことをおすすめします。
黒い便器
カッコよくて高級感のある空間にしたいということで、たまにダークトーンのトイレを検討される方がいます。
確かに高級感があって見た目もおしゃれでかっこいいですよね。
トイレの仕上がりに遊び心を入れる方がけっこう多くて、
「どこかで黒を使った空間を作りたいな。でも居室に黒を使うのは重たくなりそうで勇気が出ないな。そうだ、トイレでやってみよう」というような感じの流れです。
そこで黒いトイレにするために黒い便器を採用すると思いますが、便器の中まで黒にすることはあまりおすすめしていないんです。
もともと白い便器が多い理由のうちの1つに、自身の排泄物から健康状態を把握できるために白にしているとも言われているんです。
もし便器の内側まで真っ黒だったら尿の色など確認が出来ず、その日の健康状態を確認することが出来ません。
なので、黒便器を採用する時はそのようなデメリットもあることを踏まえて採用してください。
トイレとLDKの位置関係
音に関して敏感な方が読まれているならこれだけは言えます。
LDKとトイレはなるべく離して作ってください!
そして建具で仕切ってください!
よく遮音材が入っているから大丈夫とか、意外と音は気にならないですよとか言われるかもしれませんが、音だけは人によって捉え方、感じ方は違うんですよね。
水の流した音、尿が水に当たる音、またトイレットペーパーを使う時にくるくるロールが回る音が聞こえるとか、けっこうトイレの音問題って間取りによっては出てくるんですよね。
基本的に廊下にトイレを配置することが多いですし、おそらくそれが音に関していうとセオリー通りの配置にはなりますが、どうしても間取りの関係上LDK近くになってしまうこともあるかと思います。
その場合はなるべくなら建具で仕切るなどして対策を検討する必要があります。
まとめ
今回はトイレに関する後悔5選を掲載しました。
失敗談として主に多い理由は
- メリットばかりを優先してしまいデメリットに気付けなかった
- 設計士に任せっぱなしにしていたら思った以上に使いにくかった
- あまり後先のことを考えていなかった
いずれも事前に防ぐことが可能なので参考にしてみて下さい。
また、これから家を建てたい、土地を探したいという方がいましたら是非住プラン不動産までご連絡下さい。
10年間東京で培ったハウスメーカー営業の経験を活かし皆さんの住まいづくりをお手伝いさせていただきます。