【後悔したくない家づくり キッチン編】もっとこうしておけばよかった7選
注文住宅で建てるならキッチンはやっぱりこだわりたいし絶対後悔しないように作りたいわ。
一生に一度の大きな買い物である住宅購入。特にキッチンはその中でもこだわって作りたいという人はかなり多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなキッチンを注文住宅で作って後悔したポイントやもっとこうすれば良かったことなど、私がハウスメーカー時代のお客さんの実際の声も踏まえながら書いています。
これから注文住宅で建築しようと考えている人は是非参考にしてみてください。
吊り戸棚がいらなかった…
打合せの時は収納が足りるか不安と思ってしまって、とにかくキッチン周りの収納を充実させる為に、「シンク上の吊り戸棚も付けてください!」と言ったものの、「やっぱりなくても良かった…」という人がけっこう多いんです。
確かに収納ってあったらあるだけ心強いですし、注文住宅で建築する時って本当に足りるかなって心配になりますよね。
- 圧迫感があって広々と感じられない
- そもそも高いところの収納が使いにくい
- パントリーがあれば本当になくてもいい
特に圧迫感のところはせっかく広々LDKを作ったのに、キッチンに立つと狭く感じるということで本当にもったいないんです。
また、今のキッチンの下部引き出しは、500㎖のロング缶が立てたまま収納出来たり、土鍋などの大きいもの収納出来たりと、今まで上に収納していたであろうものが下に収納できるぐらい充実しているんです。
なのでとにかく収納量というよりは、何をどこに収納するかを考えて計画する方が、圧迫感を感じず広々と後悔なく使えますよ!
ここにコンセント欲しかった…
キッチンのコンロ周辺に付いていることがほとんどじゃないかと思いますし、一般的に考えて付いてることが標準でしょて思う方がほとんどじゃないでしょうか。
ミキサーや電気ポット等の調理家電で使ったりできるのでキッチンに立つ方なら分かると思うんですがここのコンセントって便利なんですよね。
そんな便利コンセントですが担当する設計によっては打合せ不足でここにコンセントがなかったりすることがあります。特に経験の浅い担当だと…
注文住宅は一から作り上げていくもので完全オーダーが出来るメリットがある反面、決まりきったものがないのでこのようなコンセントの有無や位置は完全に打合せ次第になることが多いんです。
なので、ここまで気が回らない設計が担当だとこのコンセントがスルーされた状態で打合せが終わってしまい図面が仕上げられていくんです。
結果、「え?キッチンにコンセントないの??」問題になってしまうので、後でこうしておけばよかったとならないように打合せの段階で、自身も忘れないようにしておきましょう。
家電を置くスペースが少ない…
だいたいがカップボードといって対面キッチンであればその背面にある食器棚に家電を並べることが多いのですが、お皿やコップなど収納を優先するが故に家電を置くスペースがなくなってしまう後悔事例です。
おおよそ電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースターあたりの家電を置くことが多いと思います。
必要最低限の家電を置くスペースは必ず必要になりますが、新たに調理家電を購入したときに置くスペースがなくて困ってしまうんです。
例えばよく聞く家電ですとヘルシオホットクック、ホームベーカリー、コーヒーメーカーあたりがあとで購入をしたいけど置くスペースが…という問題で困っていることが多いようです。
カップボードも収納重視になってしまうと家電を置く棚スペースがなくなってしまうんですよね。
写真のカップボードは幅がだいたい1m50cmで右側に4つの家電が既に置いてありますね。
この赤枠のところをお皿がたくさん入れられるように収納にするか、写真のように棚して家電を置けるようにするかで使い方が変わってきます。
個人的には棚にしておく方が使い勝手が良く、例えば買い物から買ってきたものを一時的に置いたりこれだけスペースがあればヘルシオホットクックやコーヒーメーカーのスペースも十分確保できますね。
収納ばかり目が行きがちになってしまいますが棚にしておくことで家電が置けて良かったということもあるので皆さんカップボードを決める際は気を付けましょう!
キッチンの高さが使いづらい…
キッチンの高さって毎日のことなのでかなり重要ですよね。
高すぎても鍋を持ち上げる時に腕にくるし、低すぎても洗い物してる時に腰にくるしで体への負担も大きいんですよね。
実は高さは変えられるんですが一応基準になる高さの式があります。
キッチンの推奨高さ = 身長 ÷ 2 + 5cm
キッチンの標準の高さって特に指定がなければ85cmになっていることが多く、これは日本人の女性の平均身長約160cm÷2+5cmで85cmになっているんです。
出典:https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/hint/system/
そしてその高さもある程度は自由に選ぶことができます。
出典:https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/hint/system/
一応基準はあるものの実際に立ってみて高さを決めるんですが、だいたい皆さん低くしてしまいがちでもう少し高くしておけばよかったと後悔しているようです。
実際にはキッチンマットを引いて、スリッパも普段から履くというスタイルであれば多少高さが出てくるので少し高めに設定しておくといいかもしれません。
ちなみに私の家は85㎝の高さなのですが、実は私けっこう洗い物とかする方でして、妻は身長158㎝なので使いやすいみたいですが私は170㎝なのでけっこう腰にくるんですよね…
キッチンパネルの貼る範囲
キッチンパネルとはキッチン周りに貼るツルツルした素材のパネルで壁紙より汚れが拭き取りやすいのでメンテナンス性に優れているんです。
写真の境目より左側にキッチンパネルが貼られていて、範囲としては標準的な貼られ方なんですが圧倒的にお客さんの声で多いのが、
「もっと広範囲に貼ればよかった…」
この貼り方がおそらくパネルと壁紙の見切りもちょうどいいところでされているので見栄えも良くスッキリしているんですよね。
ただ、油料理をした時にけっこう油はねで汚れてしまって窓下のところは壁紙なのでなかなか汚れが取れないんです。
キッチンパネルのところは拭き取りやすいんだけど、壁紙のところは本当にお掃除が大変…なんでパネルを貼る範囲をここまでにしちゃったんだろう。
実は打合せで設計にしっかり伝えないと、特に経験の浅い設計だったら標準的な貼り方で仕上げられてしまうんです。
見栄えを重視するか日々のメンテナンスを重視するかはお客さん次第ですが、もしキッチンにあまりこだわりが少なくそれよりも実用性を重視したいということでしたらパネルの貼る範囲を広げることをおすすめします。
タッチレス水栓にすればよかった…
コロナの影響もあり近年爆発的にタッチレス水栓が流行りました。
センサーに手をかざすだけで水を出したり止めたりできるので、特に料理をしながらのことを考えると手がふさがっていてもセンサーに反応させるだけなので非常に便利です。
逆にタッチレス水栓を採用しなかった理由としては
意識せずかざしてセンサーが反応してしまい水が出るのが嫌だ、今まで通りハンドルで操作する方が使いやすいといったところですが、
タッチレス水栓は慣れ!でおそらく不採用理由を一蹴できると思います。
タッチレス水栓は
- 掃除が簡単 → 濡れたままハンドルを触らないので水垢つきにくいです
- 両手がふさがっていても使える → とにかく超使いやすいです
- 節水効果が高い → 自動的に止めることが出来るので出しっぱなし抑止
- 価格も実はそんなに高くない → 通常ハンドル水栓より5万円前後ぐらいです
といった理由から人気のアイテムでやっぱりタッチレス水栓にすれば良かったという後悔の声をよく聞きます。
これはキッチンを選ぶ際に実際にショールームでタッチレス水栓を体験してもらうと絶対取り入れたくなるアイテムです!
ダイニング側に対面収納付ければよかった…
https://cleanup.jp/select/knowledge/article-040/
パントリーもあるしコストもかかるから対面の収納はなくてもいいかな~
だいたいキッチンの標準的な奥行って65~70cmぐらいで、対面収納を付けると1mぐらいになるのでその分だけリビングダイニングが狭くなりますが、もし空間にゆとりがあるんだったら対面収納はおすすめです。
というのもキッチン関係のものはおそらくここに収納せず、普段使う生活用品を収納することが多いからです。
今まで見てきたオーナー様の収納をのぞかせてもらうと
- 文房具類
- 救急用品
- 新聞紙
- 要保管の書類
- 本や書籍
- こどもの学校用品 などなど
けっこう多種多様な用途があるんだな~と思いました。
その中でも特に便利と感じているのはダイニングテーブルを中心に家族が集うスタイルの世帯ではすぐ近くに収納があるので非常に便利で有効活用できているようです。
また、ある家庭では来客時にまとめて一気にそこに収納できるようにスペースをあえて空けている方もいました。
収納にする分キッチン自体の奥行も大きくなるので調理家電を置くスペースなんかにも活用できますよね。
とにかくゆとりがあるんだったら対面収納は作っておいて損はないです!!
まとめ
後悔したくない設備キッチン編7選いかがでしたでしょうか。
一生に一度の大きなお買い物と言われている住宅購入、その中でもキッチンは打合せでも時間をたくさん使いますし設備の1番のメインどころかと思うので絶対出来上がった後に後悔したくないですよね!
住プラン不動産ではハウスメーカーとして10年働いて培った経験をもとに土地、建売、マンションを探すだけでなくどこで建てるのがいいのか、どのような間取りがいいのか、どのような設備を使えばいいのかなど、不動産目線だけでなく建築の目線でも様々なアドバイスをさせていただきます。
また、間取りを描くことも得意としておりますので、その土地にどのようなプランが建つのか、要望は入るかなどその場でお答えすることも可能です。
時短で住宅を探したい方、メーカーを決めたい方、またハウスメーカーや不動産屋のがつがつ営業をかけられるのが嫌な方、是非住プラン不動産にご相談ください。