【本当にこれ必要!?】 コストダウンに繋がる減額術7選
こんにちは!住プラン不動産の森下です。
注文住宅で家を建てる時ってどうしてもいいものを選んでしまって金額が高くなってしまいがちですよね。でもせっかく拘って選んだものは変えたくないし…という方もすごく多いんじゃないかと思います。
今回は東京で10年間大手ハウスメーカーに勤務していた経験から、注文住宅でコストダウンに繋がる減額術をご紹介します。
注文住宅を検討する時に、どうすれば減額できるかの選択肢として是非ご参考ください。
不要な窓をなくす
注文住宅は部材の一つ一つに単価が設定されているんです。
当然窓にも単価が設定されているので、過剰な窓はなくすとコストダウンに繋がりますよ!
- 小窓(スウィングサッシ) 約5〜10万円
- 引き違い越高窓 約7〜15万円
- 引き違い掃出し窓 約15〜20万円
- はめごろし窓 約10〜20万円
- 窓シャッター 約5万円
- シャッターを電動にする 約3万円
例えば幅2mぐらいの窓をなくすと15万円程金額が下がるんです!
明るさ確保のため、風通しのため、デザインのために窓を付けられますが、なんでも過剰に不要な窓を付けることはただ単に金額を高くしているだけなので注意しましょう!
ちなみに窓を付けるとカーテンも付けるかと思いますので、その分カーテン費用も発生します。逆に言うと窓を無くせばカーテン代もかからずに済みますよ!
建物の凹凸をなくす
注文住宅において建物の形を変えたり面積を増減させたりすることが一番コスト変動するんです。
実は坪単価が高い安いにも関わってくるところなんです。
例えば1階15坪、2階15坪の計30坪の2階建(A)と1階20坪、2階10坪の計30坪の2階建(B)があったとします。
AとBは延床面積が同じ30坪で仕様も一緒の2階建なんですが実はBの方がAよりも金額が高くなるんです。
凹凸がある家=出込み引っ込みがある家と言い換えられるんですが、この出込み引っ込みがあればある程金額は高くなっていきます。
30坪ぐらいの家だと50〜100万円ぐらい増減するので、なるべくシンプルな形にすることが一番コストダウンに繋がります!
建具をなくす
建具も設定単価があるのでなくすだけで減額になるんですよね。
建具もそれぞれの金額設定はありますが一つなくすだけで標準的な建具で5〜10万円程の減額になりますよ!
- ウォークインクローゼットの扉
- 収納の扉(オープン収納にする)
- 通り抜け出来るシューズクロークの扉
この中でも特になくすことが多いのがウォークインクローゼットの扉です。
ウォークインの扉ってけっこう開けっ放しにしていること多くないですか?しかも寝室に付いているウォークインなら部外者に見られる心配もないと思うので、空いてようが特に気にならないですよね。
後でロールスクリーンを付けて簡単に仕切ることも出来るので、ウォークインの扉は無くすことも多いんです。
用途不明なバルコニーをなくす
皆さんだいたいの家ってバルコニーが付いているのが当たり前だと思いませんか。でも実は何のために付いているのか分からない、そもそも使わないのに付いているバルコニーが一番勿体無いんです。
- バルコニーの部分を部屋にして広くすればよかった
- 落ち葉が排水溝につまる心配があるので掃除が大変
- 年月が経って防水シートやりかえ時に費用が心配
- そもそも外で干さないのでバルコニー自体を使っていない
最近では室内干しスペースを作って室内干しにしたり、乾太くんみたいなガス乾燥機を付けたりした間取りがよく見られるのですが、そもそも外に洗濯物を干さないという方が増えてきているので、それならいっそのことバルコニーを付けないという選択肢も増えてきているんですよ。
前職の経験上4人家族ぐらいの洗濯物を干せるスペースのバルコニーをなくすだけで、50万円ぐらいは減額できるかと思います。
せっかくバルコニーを付けるんだったら意味のある使い方を想定して付けることをおすすめします。
造作物をなくして施主支給にする
造作物とは建築中に大工さんが本棚やカウンターを造り付ける家具のことをいいます。
最初から造り付けられているので簡単に模様替えは出来ないですが、その部屋の大きさやテイストに合わせて付けられているので仕上がりは一体感があってきれいなんです。
幅1mぐらいの天井まである本棚 5〜8万円ぐらい
幅2mぐらいの天井まである本棚 8〜15万円ぐらい
幅2mぐらいの造り付けカウンター 4〜6万円ぐらい
幅2mぐらいの造り付けデスク 10〜15万円ぐらい
造作物はひとつあたりの金額はそんなに大きいものではないんですが、本棚やデスクは後でお客さんでニトリのような家具市販店で買い揃えるって方もけっこう多いんです。
この造作物の類はただなんとなく図面に入っていて金額にも算入されていることがあるので、細かく金額を分解して確認していくことが必要です。
エアコンを施主支給にする
建築会社が見積もりに入れているエアコンよりも少し面倒ですが家電量販店にてお客さん自身でエアコンを手配するとコストダウンに繋がるんです。
建築会社側でエアコンを付けると建築会社の利益が乗るのでその分だけ高くなるんですよ。
エアコンも施主支給にすると少し手間ですがコストダウンに繋がります。
ただこの方法は室内のエアコンと室外機を繋ぐ配管が建物の躯体内に通す隠蔽配管になっているか、配管が露出されている露出配管になっているかでコストダウンに繋がるかどうか変わってきます。
- 隠蔽配管…エアコンと室外機を繋ぐ配管を、工事中に建物の躯体の中を通して設置するやり方。配管が躯体内に隠れているので隠蔽といい、エアコンと室外機の位置が自由に配置出来る反面、メンテナンスがしずらく露出配管に比べて少し金額が高くなる
- 露出配管…エアコンのすぐ裏に室外機があって、それらを繋ぐ配管が露出になって設置するやり方。エアコンのすぐ近くに室外機を設置しないといけないので自由な設置は出来ないが、メンテナンスがしやすくて隠蔽配管員比べて少し金額が安い。
露出配管の方が工事もしやすく特に複雑さがない反面、隠蔽配管はエアコンと室外機を設置する距離によってどれくらい配管が必要かが、家が完成してから分からないこともあるんです。
なので、隠蔽配管でエアコン計画をしている部屋においては家電量販店では設置することが出来ないことがあるので、事前に確認しておく必要があります!
和室をやめて洋室にする
意外と盲点なのが和室なんです。最近では和室を作る人が減ってきていますが居室と比べると高くなるんですよ。
間取り上だとなかなか分からないですが、とりあえず和室作っておこうという考えだったら単純にコストアップするだけなので、和室を作るときは使い方を明確にしておくことをおすすめします。
和室は普通の洋室に比べて細々とした部位が多く、その積み重ねで高くなってしまうんです。例えば、襖、障子、畳、床の間、天井板、押入れ、欄間、周り縁などなど作り込むだけ金額は上がってしまいます。
普通に和室を作り込むとなると100〜200万円ぐらいは費用としてかかってくるんです。
最近ではリビングに付随させて簡易的に使用できる畳コーナーみたいな使い方はあるんですが、和室の用途が明らかじゃない場合は普通の洋室にしておく方が大きくコストダウンに繋がります!
まとめ
- 不要な窓はなくす
- 建物の凹凸をなくす
- 用途不明なバルコニーをなくす
- 建具をなくす
- 造作物を施主支給にする
- エアコンを施主支給にする
- 和室をやめて洋室にする
今回は私がハウスメーカーで勤務していた経験から、どうすればコストダウンに繋がるかをご紹介させていただきました!
特に不要な窓をなくす、建物をシンプルにする、不要なバルコニーをなくすことは、内装に拘りたいというお客さんにはけっこう喜ばれた提案でした。
使わないのに付いているなんて本当に勿体無いですからね!不要なものをなくすことはコストダウンに繋がるので入っている部材がや設備が本当に必要なのか考える必要があります。
私は、前職で東京に大手ハウスメーカーに10年間営業職として勤務していました。たくさんのお客さんとお会いする中で、営業力や知識を身につけたことはもちろんなのですが、営業職ではありながら特に間取り提案力が私の強みだと思っています。
時には設計とぶつかりながら、お客さんにとって良い提案になるように妥協せず向き合ってきました。
そんな私が独立して目指していることは、注文住宅で家を建てたいと考えているお客さんにとっていい間取りのアドバイス、提案が出来る不動産屋です。
希望の間取りが取れる土地はどんな土地なのか、土地を探して家を建てたいけどどんな家が建つのかといったご不安がある方は住プラン不動産に是非お気軽にご相談ください!